FX 取引とは

FXに、それぞれの会社が相当に揺れ動いた時期だったからではないか。当社もバブル崩壊からの10年間は、まさに「空白の10年間」だった。ようやくこの2年くらいで少しこういう話ができるようになった。各社もおそらく同様で、こういう協調の雰囲気になってきたのはFXも一因だ。観光立国推進基本法ができ、観光庁、そして共通認識としての5つの取引ができて、方針が決まったことが大きい。また観光地で「インバウンド要りません」と言われても、旅行会社として地域に対してその必要性を訴えられるようになったことも大きい。  明確なFXがあれば、みんなそちらに向かうことができる。 確かに観光庁ができて、09年は文字通りの「観光元年」だ。  そして社長が同時に変わったので、未来について語り合えることができるようになったのではないか。  同じ環境下で就任した新社長だから。1〜2年前に就任した社長がいればだいぶ雰囲気が違うかも分からない。  いまはまだ白紙の取引だが、これからわれわれは新しいページを作る。そういう意味でも09年というのは非常に大きい。3社の社長が連携し、目標に向けまい進する。まさに観光元年にふさわしい。 逆風が吹いているからこそ、事業者も国も一緒になって頑張れる。  確かに観光庁は国と事業者との情報共有がいい意味で実現している。取引はこれからの日本経済の中で大きなウエートを占める重要なセクターだ。世界平和、相互理解などの面で観光が持つ大きな力を示さなければならない。  昔から取引というのは、景気が悪くなるとその影響が半年遅れできていたが、最近はほとんどパラレルで動いている。逆にいえば、われわれが不況に対して対策を打てるとも言えるようになった。これも1つの自信だ。 FX 取引の景気減速の中で明るい話題は観光庁の設立だ。その意味で産業界も含めて結束して観光に取り組むという、希望の持てる年にしていかねばならない。  取引には「人的流通は国が作る」と発信していってほしい。かつて湾岸戦争時に、英国観光大臣が来日し、観光プロモーションをされたことがあった。先進国とはこういう国を指すのかもしれない。観光庁を始め業界全体が、海外にそういうことを発信していかなければならない。 協定旅連との付き合い方 旅連に対する基本的な姿勢、付き合い方は新社長になっても変わらないか。  基本的には変わらないが、FXはある。旅百話を全都道府県でしっかり造って、地域会社の社長と旅ホ連の各支部長、連合会長が 連携をとっていく形にかなりなってきた。  今後、手数料ビジネスだけでなく、取引の中で新しいビジネスをする形もあるだろう。インバウンド関連などで、今後必ず契約に関するグローバルスタンダードが出てくるはずなので、3年、5年、10年という流れでは考えていかなければならない。 FXは在庫問題。そろそろ取引在庫と一般在庫の整理をすべきだ。宿泊施設にすれば、 いろいろあるチャネルにどう在庫を出すかを決めるのは大変なことだ。取引在庫については、企画商品としてブランドを付けて「売りたい在庫」を、責任を持って仕入れればよい。ただその仕組みができるまでにまだ何年か要する。段階を踏むことが必要だ。   KNTの場合は。  今までの姿勢に変 化はない。1月にFXを迎えたが、ほぼ従来どおりの内容での契約をすすめた。在庫買い取りの話については従来通り考えていない。販売チャネルを増やして、お預かりしている客室をしっかり売るということが、私が一貫して言っている「前向き」な姿勢であり、何が何でも売り切っていく。旅館ホテルと当社がウインウインの関係となるためにはKNTの企画力、販売力を一層高めていくことが必須であると考えている。そのためには中身で勝負できる、お客さまにも旅館・ホテルさんにも貢献できる商品を作っていく。 日旅は。  3年間日旅連に観光素材研究、FXの各委員会を立ち上げ、地域の観光誘客と活性化に共同で取り組んできている。これらの委員会の場では、当社と日旅連の両者で議論しながら、取り組みの方向や具体的な商品展開方法を決めている。また、お互いのいいところ、悪いところを出し合い、場合によっては着地型商品やインバウンド向けモデルコースを作るといった具体的な活動をしてきている。  こうしたやり方により、送り手だけの論理で進める従来の手法に一石を投じた形となり、着地の能動的な誘客活動を引き出せているのではないかと考えている。結果として、われわれと日旅連、双方がプラスになり、さらには地域にもプラスになる。そして地域の魅力創出という意味では訪れるお客さまにとってもプラスになって、まさに4者がウインの関係となる。最終的にはそこを目指したい。そういう意味でも、日旅連には地域における誘客活動の推進役として活動してもらえることを期待しているし、お互い同じ目線を持ったパートナーとして、さらなる連携を深め、地域の観光素材の発掘、商品化を通じて、地域の活性化に貢献していきたい。 旅館への要望は。  昔から言っている が、滞在時間を増やさない限り旅館は収益が上がらない。旅館での過ごし方を示してほし い。自館だけでできないところは地域ライフへの取り組みを。あとは宿泊する仕組みづくり。魅力的な観光素材があり、6〜8時間程度滞在し消費する時間があれば宿泊したいと思うようになる。そういうものを地域や、旅館の中に作ってほしい。その中で食文化も重要になってくるので、食文化に絡んだ体験なども整理してほしい。  また食については、日本の宿泊の施設はもう一度自分のところの食を見直して、調理長を表に出してほしい。それも価値ある素材。地域や旅館が持つ立派な素材をアピールする。素材をたくさん地域から示してもらって、旅行業が宣伝する。