任意整理について
任意整理とは経済的に窮境に陥った個人や会社が、裁判所を通さず、債務者と債権者との話し合いにより返済条件を決定し、債権債務を清算すること。私的整理または内整理ともいう。法的整理に比べて簡単で早い整理方法であるが、債権者の公平が害されるなどの弊害も指摘されている。消費者信用の分野では、延滞に陥った債務者に対して業界団体などが相談に乗り、法的整理手続きによらずに債務整理を行なうことを任意整理ということがある。
外国為替証拠金取引の総選挙で、BNPがALを破り、党首のカレダ・ジアは同国初の女性首相に就任した。 1996年6月の総選挙では、ALが勝利した。 2001年10月1日に行われた総選挙では、中道右派勢力バングラデシュ民族主義党 (BNP=Bangladesh Nationalist Party) などの野党連合が、与党アワミ連盟 (AL=Awami League) に大差をつけ勝利した。経済建設を重視し、穏健な改革を訴え、都市市民らの支持を集めたとされる。このように総選挙ごとに政権が変わり安定しない。
2002年9月6日に予定されていた大統領を選任する投票は、立候補者が元ダッカ大学教授のイアジュディン・アハメド1名のみだったため無投票当選となった。
資産運用、軍の圧力でカレダ・ジア率いるBNP政権は退陣し、アハメド選挙管理内閣(暫定政権)が発足した。暫定政権は汚職の撲滅やイスラム過激派対策に取り組んでいる。2007年1月11日には総選挙が予定されていたが政党内対立で情勢が悪化。総選挙は2008年に延期された。イアジュディン・アハメド大統領は、非常事態宣言を発令すると共に全土に夜間外出禁止令を出した。[1]
バングラデシュの国土の大部分はインド亜大陸のベンガル湾沿いに形成されたデルタ地帯である。沼沢地とジャングルの多い低地であり、ジャングルはベンガルトラの生息地として知られる。
ヒマラヤ山脈に水源を持つガンジス川(ベンガル語でパドマ川)・ブラマプトラ川(同ジャムナ川)・メグナ川およびその支流がデルタ地帯をつくっている。デルタ地帯はきわめて人口密度が高い。バングラデシュの土壌は肥沃で水に恵まれることから水田耕作に適しているが、洪水と旱魃の双方に対して脆弱であり、しばし河川が氾濫し多くの被害を及ぼす。国内の丘陵地は南東部のチッタゴン丘陵地帯(最高地点:ケオクラドン山、1230m)と北東部のシレット管区に限られる。
投資信託に近いバングラデシュの気候は熱帯性で、10月から3月にかけての冬季は温暖である。夏季は3月から6月にかけて高温多湿な時期が続き、6月から10月にかけてモンスーンが襲来する。ほぼ毎年のようにこの国を襲う洪水、サイクロン、竜巻、海嘯といった自然現象は、一時的な被害にとどまらず、森林破壊、土壌劣化、浸食等を引き起こし、さらなる被害を国土に対して及ぼしている。
国内最大の都市は首都であるダッカである。通常ダッカと呼ばれているが、ベンガル語を正式に読むと小さい「ッ」は入らず「ダカ」である。他の主要都市はチッタゴン、クルナ、ラジシャヒである。チッタゴンの南に位置するコックスバザールは世界最長の天然のビーチとして知られる。
ガンジス川の氾濫により涵養された、世界有数の豊かな土地を誇り、外からの侵略も絶えなかった。「黄金のベンガル」とも言われていた時代もあったが、現在では貧困国の一つに数えられる。
バングラデシュは内外問わずに援助を受けているにもかかわらず、過剰な人口や政治汚職などによって未だに貧困を脱しきることが出来ないでいる。国内総生産の半分以上はサービス業によるものであるが、国内の人口の内、62%は農業に従事し、7割以上が農村に住む。主要農産品はコメ(世界生産量第4位)およびジュート(コウマ・シマツナソ)である。コメの生産量では世界でもトップクラスにあり、かつ生産量も年々微増しているが、人口が多いため、コメ輸入国となっている。
バングラデシュの発展を阻害しているものとしては、多発するサイクロンやそれに伴う氾濫などの地理的・気候的要因、能率の悪い国営企業、不適切に運営されている港などインフラの人的要因、第一次産業のみではまかない切れない増加する労働人口などの人口要因、能率の悪いエネルギー利用法や十分に行き渡っていない電力供給などの資源的要因、加えて、政治的な内部争いや崩壊などの政治的要因が挙げられる。2001年 - 2003年には政治崩壊を分析するトランスペアレンシー・インターナショナルによる分析では世界でもっとも政治崩壊した国としてランクインしている。
「緑の革命」といわれる農業生産の近代化促進が政策として行われたが、緑の革命は農家の設備投資支出の増大を強いた。一方で生産量増大はその負担を埋めるまでにいたらないという問題を抱えている。
近年では中国の労働コスト上昇に伴い、バングラデシュの廉価な労働コストが注目されており、繊維製品等の軽工業製品の輸出は増大している。これにより、ようやく辛うじて経済発展の緒に就いたとは言える。またその中で、ダッカなど都市部ではNGO、農村部ではグラミン銀行による、貧困層への比較的低金利の融資を行なう事業(マイクロクレジット)が国際的に注目を集めている。
2004年6月より、バングラデシュは、628人が死亡、国土の60%が洪水に覆われるという過去6年間で最悪の洪水を経験した。この洪水では農作物に被害が及んだことにより2000万人が食料援助を受けなければならない状態になり、国の輸出の80%を占めると言われる織物産業に大きな被害が出た。政府はこれによる被害が70億ドルに達すると見ている。
バングラデシュは、シンガポールやバーレーンなどの面積の小さい国を除くと世界でもっとも人口密度の高い国である。1km2 あたりの人口は2004年現在で982人になり、しばしばインドネシアのジャワ島と比較される。人口爆発が社会問題となっているため、政府は1992年より、人口調節を推進して人口の増加を抑えようとしており、一定の成果を挙げつつあるが、いまだ解決には至っていない。人口と人口密度の両方で日本のそれを上回っている国は、現在のところバングラデシュだけである。
住民はベンガル語話者であるベンガル人がほとんどで、人口の98%を占めている。その他に、ウルドゥー語を話す、ビハール州などインド各地を出身とする非ベンガル人ムスリムが2%を占める。他に、南東部のチッタゴン丘陵地帯にはジュマと総称される10以上のモンゴロイド系先住民族が存在する。
ベンガル語が公用語である。文字はデーヴァナーガリーに似たベンガル文字を用いる。公用語のベンガル語に加え、役所や(高等)教育機関では英語の使用も許容される。
国民の大多数は土地を所有せず、あるいは洪水の危険が高い低湿地にすんでおり、衛生状態はきわめて悪い。このため、水を媒介として、コレラや赤痢などの流行がたびたび発生している。こうした状況を改善するため、国際機関が活動を行っている。特に飲用水の衛生状態の改善のため、井戸の整備を独立後に進めてきたが、多くの井戸が元来地層中に存在したヒ素に高濃度に汚染され、新たな問題となっている。多くのヒ素中毒患者が発生しており、人口の4分の1以上がヒ素中毒やヒ素による発がんの危険にさらされていると考えられている。
バングラデシュは鉱物資源に恵まれない。唯一ともいえる資源が天然ガスである。2003年時点の採掘量は435千兆ジュール。政府は1970年代より天然ガス資源の探査、生産を推進し、1984年のバクラバードガス田(チッタゴン)操業開始をはじめ、17のガス田を開発した。